樋口歯科・小児歯科  岡山市北区下石井2−1−10 KEビル3F  TEL086-238−8885

フッ素塗布

フッ素って何?

フッ素(F)は自然界に広く分布し、あらゆるものに含まれています。
しかしフッ素は化学反応を起こしやすいため、化学反応を起こした後の状態、フッ化物として存在しています。食品では魚介類、海藻、緑茶や紅茶などに多く含まれています。

どうしてフッ素でむし歯予防ができるの?

私たちの歯はカルシウムイオン(Ca2+)とリン酸イオン((PO4)3-)を含むハイドロキシアパタイト(Ca10(PO4)6(OH)2)によって構成されています。飲食などで糖分をとると、お口の中のむし歯菌が糖分から酸を作り、歯を溶かしていきます。
この歯が溶けてしまう現象を脱灰と呼びます。
しかし、唾液が酸を中和することにより、溶けてしまった成分が再び歯に取り込まれていきます。
この取り込まれていく現象を再石灰化といいます。
お口の中では脱灰再石灰化が常に行われていますが、脱灰のペースが再石灰化を上回ってしまうとむし歯になってしまいます。
フッ素は溶けてしまった歯の成分が再石灰化するのを手助けしたり、溶けてしまった成分の変わりに歯と結合してフルオロアパタイトやフッ化カルシウムを作って歯を丈夫にします。
また、フッ素にはむし歯菌が酸を作るのを防ぐ働きもあります。

どうやってフッ素を取ればいいの?

海外ではあらかじめ飲料水や食塩にフッ素を混ぜたり、錠剤にして摂取する国もありますが、日本では歯医者さんで行うフッ化物歯面塗布法や家庭で行うフッ化物洗口法、フッ化物配合歯磨剤の使用が一般的です。

フッ化物歯面塗布法 当院でのフッ化物応用法

年に数回、定期的にフッ化物溶液またはジェルを歯医者さんで塗る方法です。歯の生えた直後に行うのが最も効果的で、重ねて塗布を行うことで効果があがります。
当院では様々なフルーツ味のフッ素をそろえています。

フッ化物洗口法

1日1〜2回、フッ化物洗口液で30秒間ブクブクうがいを行う方法です。家庭で行うことができ、ブクブクうがいができるようになった時期から、行うのが効果的です。

フッ化物配合歯磨剤

歯磨き剤は普段から使用するもののため、最も簡単に行うことができます。
当院では数種類のフッ化物配合歯磨き剤を用意しています。

フッ化物配合歯磨き剤