樋口歯科・小児歯科  岡山市北区下石井2−1−10 KEビル3F  TEL086-238−8885

むし歯の進み方

C0、
歯の表面の溝に着色のみの状態。
定期的なチェックを行い、経過観察で様子をみます。
C1、
歯の表面のエナメル質にむし歯が限局している状態です。
ほとんど痛みはなく、歯の表面が白く変色したり、茶色に着色してザラザラしています。
歯に近い白い色のコンポジットレジンなどを詰めて治療します。
C2、
象牙質までむし歯が進行して穴があく中等度のむし歯です。
冷たいものがしみます。
コンポジットレジンを詰めたり、金属をはめ込むインレーで治療を行います。
C3、
むし歯が象牙質の下の神経(歯髄)まで達した深いむし歯です。
とても激しい痛みを伴います。
歯の神経の治療を行い、クラウンを被せたりします。
C4、
歯の根っこだけになってしまった状態です。
そのまま放置すると神経(歯髄)が腐敗して、顎の骨の中に膿が溜まってしまいます。
膿が溜まってしまうと、強い痛みや、ほっぺたや顎が腫れ上がってしまいます。
状態によっては歯の神経の治療を行い、土台を建ててクラウンを被せて治療を行いますが、状態が悪ければ、抜歯を行わなければいけません。
歯の断面図

歯の断面図

ごく初期のむし歯はフッ素塗布やしっかりとした歯磨きなどで進行が止まることがありますが、 基本的にはむし歯は放っていては治らない病気です。しっかりとしたむし歯予防が大事です。